【宿泊記】ラグジュアリーオーベルジュENOWA YUFUINの口コミは?食事はどう?実際に泊まった体験をもとに徹底レビュー

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リンク経由でのご予約・ご購入により、筆者に収益が発生することがありますが、記事内容は実際の体験に基づき、公平に執筆しています。

目次

はじめに|最近話題の由布院に新風、ENOWA誕生

最近、開発ラッシュが続く由布院。
2022年には星野リゾート「界 由布院」が開業し、さらにアメリカの高級ホテルブランド「ハイアット」も2026年以降の開業を正式に発表するなど、大手資本が続々と登場し、観光地として注目を集めています。

そんな中、2023年春に新たに誕生したのが「ENOWA YUFUIN」。
広大な敷地で、心身が歓ぶ体験を提供する“ラグジュアリーオーベルジュ”です。
「食と空間」「大地と植物」「水と風」──すべてのつながりの中で、自分と向き合い、満ち足りた時間を過ごせる“ボタニカル・リトリート”という新しいスタイルの宿。

私自身、何度も由布院には足を運んでいますが、ENOWAでの宿泊は唯一無二の忘れられない体験となりました。
そこで、これから泊まろうかと考えている方に向けて、リアルな体験レポートをまとめました。

SNSや広告ではわからない、細かな気づきや実際の雰囲気に焦点を当て、「新しい施設だけど本当に満足できるのか?」という視点から、率直にまとめています。

  • 由布院でのホテル選びに悩んでいる
  • ENOWAが気になっている
  • PRではなくリアルな口コミが知りたい

そんな方に読んでもらえると嬉しいです!

この記事を書いた人

Enphoria代表 Haruna

外資系メーカーでの営業を経て、現在は営業支援や接客調査など、企業の体験価値づくりに携わるフリーランスとして活動中。25年春に法人登記予定。

趣味は旅行とカメラ。特に“体験重視”の宿を巡るのが好きで、由布院にはこれまで10回以上宿泊。旅先ではつい、サービス設計や空間演出に目がいってしまうタイプです。

ENOWA YUFUINとは|由布院に現れた“自然と五感を満たす”ラグジュアリーオーベルジュ

2023年春、由布院の広大な自然の中に誕生した「ENOWA YUFUIN」。
それは、ただ泊まるための宿ではなく、“自然とつながり、自分を取り戻す”ための場所。
ここでは、訪れる人すべてが五感を開放し、心身ともに解きほぐされる特別な時間が流れています。

ENOWA YUFUINの基本情報
  • 所在地:大分県由布市湯布院町川上2695-2
  • アクセス:由布院駅から車で約10分(送迎あり/要予約)
  • チェックイン/アウト:15:00〜/〜11:00
  • 客室数:全11室(独立ヴィラタイプ)
  • 料金目安:1泊2名 10万円〜(夕・朝食、サウナ付き)
  • 設備:貸切サウナ(有料)、自家農園、レストラン「BOTANICA」
  • 運営会社:株式会社アバンス(本社:大阪府大阪市)
  • 代表取締役:平川 順基
  • 公式サイトhttps://www.avance-ent.co.jp/
編集メモ

アバンスは、大阪でイタリアンレストランやベーカーリーなど様々な業種の飲食店を展開している企業です。

ENOWA YUFUINの特徴|五感を満たす“体験型オーベルジュ”

ENOWA YUFUINは、「ただ泊まるための宿」ではありません。
この場所で得られるのは、自然と調和し、自分自身と向き合う時間。訪れる人の五感を満たすために、空間・料理・サービスのすべてが丁寧に設計されています。

ここでは、ENOWAならではの体験を形づくる3つの魅力をご紹介します。

1. ファームドリブン料理|大地の恵みを味わう一皿

ENOWAと言ったら、やはりお料理が一番の見どころです。

湯布院の自家農園で育てた野菜を中心にした“ファームドリブン”スタイル。その日の朝に採れた素材によって、メニューが決まるため、訪れるたびに違った味わいが楽しめます。

料理を手掛けるのは、ミシュラン2つ星「ブルーヒル・アット・ストーンバーンズ」で経験を積んだタシ・ジャムツォ氏。素材の力を活かした優しい味わい、そして視覚にも訴える美しい盛り付け。その一皿一皿が、まさに記憶に残る「体験」です。

編集メモ

シェフはアメリカのニューヨークで修業を重ねた後、日本に移住したそうです。ハンサムな方でした。

2. 客室と共用部|自然と調和するプライベート空間

ENOWAの客室は、自然と共鳴するように設計された特別な空間。
独立ヴィラタイプを含む客室は、それぞれが異なる表情を持ち、湯布院の風景に溶け込むように佇んでいます。

木々の香り、風の流れ、差し込む光──そのすべてが、静かに心を解きほぐしてくれます。

編集メモ

室内や共用部の所々には、季節の花や趣のある石、アートがさりげなく配されており、思わずうっとりしてしまう美しさでした。

3. 完全貸切のプライベートサウナ|自然とともにととのう

ENOWAの貸切サウナは、木々に囲まれた完全プライベート空間。
薪をくべたり、セルフロウリュで温度調整をしたり、自分好みに“ととのう”時間を楽しめます。水風呂と外気浴用リラックスチェアも完備。自然の音に包まれながら、誰にも邪魔されず、ととのう贅沢な体験を味わえます。

■ 利用詳細

  • 料金:3時間55,000円(最大4名・1名追加+11,000円)
  • 特典:サウナハット+サンダル(持ち帰り可)
  • スタイル:水着着用
  • アクセス:送迎あり

ENOWA YUFUIN 宿泊体験レポート

実際にENOWA YUFUINに宿泊して、どんな時間が流れるのか──。
ここからは、私が体験した滞在の様子を、チェックインからチェックアウトまで、時系列でご紹介します。

非日常の静けさと、五感をやさしく包み込む空間。写真では伝えきれない、ENOWAならではの“空気”を少しでも感じていただければと思います。

到着〜チェックイン|ウェルカムドリンクで一気に世界観に引き込まれる

由布院駅から少し離れた、緑に包まれた道を進んでいくと、静かに佇むENOWAが姿を現しました。
車で到着すると、エントランス前ではスタッフの方が待っていてくださり、名前を告げるとそのまま車の駐車を引き受けてくださいます。荷物も全て運んでいただき、私たちは手ぶらでロビーへ。

この日のウェルカムドリンクは、スパイス香るチャイ。添えられたお茶菓子は、キャベツを使ったシュークリームでした。

ちょうどキャベツが豊作だったそうで、館内ではさまざまな料理に取り入れられているのだとか。チャイの温かい香りと、ほんのり甘いシューの絶妙なバランスに、旅の緊張もふっとほどける。胃の奥からゆるみ、自然とENOWAの空気に溶け込んでいくのを感じるひとときでした。


客室|自然に溶け込む、心がほどける空間

今回宿泊したのは、ホテル棟のお部屋。
案内されて扉を開けると、まず目に飛び込んできたのは、開放感あふれる大きな窓。窓の外に広がる緑と一体になるような空間づくりに、思わず深呼吸したくなります。

お部屋には、部屋風呂はもちろん、絵画や石がさりげなく飾られ、空間に静かな個性を添えていました。
ウェルカムスイーツには、野菜から作られた繊細な琥珀糖とアイスクリーム。飲み物には、かぼすジュース、地ビール、そしてネスプレッソマシンも完備されています。お水は紙パック入りで用意されており、細やかな環境配慮の姿勢にも心を打たれます。

インテリアは、和のぬくもりと洋のモダンさを絶妙にミックス。
広々とした洗面スペースやゆったりとしたベッドは欧米風の快適さを感じさせながらも、どこか懐かしい温かみも宿していて――。旅先でありながら、ふっと心がほどけるような、そんな不思議な心地よさに包まれました。

夕食|土地の恵みを五感で味わうファームドリブン料理

敷地内の自家農園でその日に採れたばかりの野菜をふんだんに使った、まさに“ここでしか味わえない”コース料理が並びます。私たちは、オプションでワイン4種のペアリングを追加しました。

最初に登場したのは、大分・安心院(あじむ)産のスパークリングワインと、野菜チップス。野菜のチップスというと苦味を想像しがちですが、これはひと味違う。ほんのりとした苦味に、ほどよい塩気が重なり、思わず手が止まらなくなります。

続いて、手でいただくスタイルの野菜サラダなど、見たことのないような種類と量の野菜が次々と。普段都会で最低限の野菜とサプリで生活しているOLの胃に高速でビタミンが染み渡ります。

今回のメインは豚肉料理。野菜のソースとともにいただくと、旨味が一層引き立ち、印象的な一皿に。また料理だけでなく、器もそれぞれ趣があり、視覚でも楽しませてくれます。

スタッフの多くは外国籍の方でしたが、皆さん笑顔が魅力的で、とても丁寧な接客。私たちが訪れた日は、宿泊客の半数ほどが海外からのゲスト。英語対応がしっかりしている点は、ENOWAの強みのひとつです。

編集メモ

周辺の“部屋食”の老舗旅館に比べても、スタッフの接触が控えめで、同行者との会話をゆったり楽しめる心地よさがありました。


朝食|クリストフのカトラリーが導く、優雅な朝のひととき

待ちに待った朝食の時間。
会場は夕食と同じダイニングですが、朝はまるで別世界。大きな窓から差し込む朝の光と、森の緑に囲まれた景色が、眠気をやさしくほぐしてくれます。

席につくと、目の前にはクリストフのカトラリーが並んでいます。フランスの名門ブランドならではの美しい輝きと、手にしたときのずっしりとした重み。料理をいただく前から、特別な時間が始まる予感がしました。

まず運ばれてきたのは、色とりどりの3種の野菜ジュース。にんじんやほうれん草、ビーツなど、それぞれが持つ素材本来の甘みや苦味が活かされ、体の内側から目覚めていく感覚を味わえます。グラス越しに見る色彩も美しく、朝の空気にぴったりの一杯です。

卵料理は、数種類の厳選された卵を使っているそう。私はふんわりと仕上げられたオムレツを、同行者は海外産の卵を使用した目玉焼きをチョイス。それぞれの卵の個性を感じられる、シンプルながら贅沢な一皿です。

ヨーグルトは濃厚で、まるでチーズのような風味。そして食後には、クレープのデザートが登場しました。クリームは重すぎず、口の中でふわっとほどけて、最後のひと口まで心地よくいただけました。

器や盛りつけはもちろん、ひとつひとつの食材へのこだわりが伝わってくる朝ごはん。
“味わう”だけでなく、“触れる・見る・感じる”すべての感覚を満たす、まさに至福の時間でした。

編集メモ

ゆっくりと時間をかけていただいたこともあり、昼過ぎまでお腹が空かず。たっぷりの野菜で満たされるという体験に、「体にいいことをしている」という満足感が自然と湧いてきました。


農園見学|こだわりの空間を五感で感じる

チェックアウト後、希望者向けの農園見学に参加しました。
案内してくれたのは、なんとシェフご本人。シェフの車の後ろについて自家用車で走ること約5分、ENOWAの自家農園に到着します。

農園では、インドネシアから来ているインターン生が笑顔で迎えてくれました。現在、日本で農業を学んでいるのだそうです。

「これ、今朝採ったばかりなんですよ」
ビニールハウスの中には、まだ土のついたにんじんがたくさん並んでいました。

畑を歩きながら、洗いたてのかぶをその場でかじらせていただく場面も。噛んだ瞬間に広がる自然な甘みと、驚くほどの柔らかさに、思わず声がもれました。まさに、“五感で味わう”とはこのこと。

農園の中には、りんごやナッツの木も植えられており、季節を感じる風景が広がっています。シェフからは、野菜の育て方や品種の違い、土づくりへのこだわりなど、丁寧な説明があり、その一つひとつから、料理人としての想いと情熱がまっすぐに伝わってきました。

“食べる”という行為の背景にあるものを、目で見て、手で触れ、そして味わう。この農園での体験は、ENOWAが掲げる“ファームドリブン”という理念の本質を、深く実感できる貴重なひとときでした。

編集メモ

食育としても良い経験になりそうです。将来子供と来たいなあ なんて思いながら体験しました。

ENOWA YUFUINは、こんな人におすすめ

ENOWA YUFUINは、自然に包まれた静けさの中で、派手な演出や過剰なサービスではなく、“余白”や“間”を大切にしたおもてなしが印象的でした。慌ただしい日常から離れ、心と身体を整えたい人にとっては、まさに理想の場所だと思います。

◎ こんな人にはぴったり

  • 日常を離れて、静かな環境でリラックスしたい
  • 自然に囲まれた場所で、自分と向き合う時間を大切にしたい人
  • 食にこだわり、季節の素材を活かした料理を楽しみたい人
  • 一人旅や夫婦・カップルで、落ち着いた大人の時間を過ごしたい人

△ こんな人には合わないかも

総じて満足度の高いENOWA YUFUINですが、以下のようなご希望をお持ちの方には、もしかすると少し物足りなく感じられるかもしれません。

  • 宿泊施設の中でも、卓球やカラオケなどアクティブに過ごしたい方
  • お部屋でゆっくり食事をとりたいと考えている方(※部屋食の提供はありません)
  • ごはんやお肉を中心に、しっかりボリュームを求めたい方
編集メモ

お食事は野菜が主役で、滋味深く満足感はあるものの、場合によっては「もっと食べたい」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。特に、食べ盛りの男性などは、その点を踏まえて検討いただくと良さそうです。

宿泊を検討中の方へ

ENOWA YUFUINは、一休.comからの予約が便利です。最新のプランや空室状況をチェックして、ぜひ特別なひとときを体験してみてください。

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本記事は、実際の体験をもとにしたリアルなレビューです。Enphoriaでは、このような宿泊体験レポートや、接客・サービスの覆面調査も承っています。

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本記事は、筆者の実体験に基づき執筆しています。
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この記事を書いた人

慶應義塾大学卒業後、大手外資・スタートアップで営業・人事を経験し独立。
"綺麗な履歴書"ではなく、“今”と“これから”に焦点を当てた働き方を広げるため、業務委託型の支援サービス「Be Buddy」を立ち上げました。

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